Survive in Spain

アスリート・指導者の海外進出をサポートし、活躍のアシストをします!!


英語ができたら! 2


前回は私の経験について書きました。
今回は海外赴任後の現実英語ができたらできることについて書きます。

まずは自己紹介をさせていただきます。しゅんすけと申します。
元メガバンク行員。現在はバルセロナでスポーツ関連の仕事をしています。
大学卒業後に銀行に入り、15年目で初めてメキシコに赴任。
その後スペインに横異動し、合計9年間メガバンクの海外拠点で勤務しました。
現在は退職しましたが、海外生活10年目に入りました。
今はスペイン語を勉強中ですが、皆さんと同じように苦しんでいます(汗)

2. 海外赴任後の現実

テストの点と実施の会話は全く違います。
TOEICの点がよかろうが、話せないし、何言ってるか分からないのです。
自分が質問されてることすら気づかない。
メールの読み書きも時間がかかる。

あとメキシコ人のスペイン語なまりにも戸惑いました。
TOEICのきれいな英語と全然違う

でも、まわりの人の会話やメールをよく見ると、決して難しい単語は使っていません。
実は中学生レベルの単語で充分意思疎通できるのです。
私は必死でマネをしました。
言い回し、単語…これぞ「活きた英語」というやつです。

今度はスペイン語なまりの英語に慣れると、今度はネイティブの英語についていけない。
早いし、リエゾン(単語どうしの音が繋がるやつ)も聞き取れない。

会議で発言するのは億劫だし、恥ずかしいし、できれば話したくない
でも話さざるを得ないと準備もするし、集中して聴く。この繰り返しですね。
人間追い込まれるとできるようになるものです。

だんだん「恥ずかしい」もなくなりました
誰も上手な英語を期待してないことも分かってくるから。
ノンネイティブの英語は決してうまくないです(自分だけじゃない!)。
ただ話し慣れてるだけです。
ネイティブの人たちも、ノンネイティブのなまりや下手な英語を聞き慣れてると思います。

フランス人の英語なんて全く理解できないですよ。
イギリス人だってYES/NOで聞いてるのに格好つけた言い回しで返答してきて、どっちなんだって感じです。
アメリカ人の英語は比較的シンプルだから分かりやすいかも。早さに慣れれば。
たぶん、そんなもんです。

言ってることが分からなければ「もう一回言って」とか、「〇〇ということ?」と確認すればいいのです。
「慣れる」とは場数を踏むということ。準備して、間違えて、人のマネをすることです。

3. 英語ができたらできること

① 世界中の人とコミュニケーションがとれる

英語人口は15〜17億人といわれています。
世界人口の約20%です。
意外と少ないと思いましたが、学術・研究の分野では英語が共通語です。
ビジネスの世界でも、スポーツの世界でも。飛行機の案内も必ずエアラインの母国語+英語です。
だから英語が話せたら、世界中誰とでもコミュニケーションを取れると考えて間違いないです。
カタコト同士でも意思疎通できます

② 世界の人や文化を深く知ることができる

意思疎通ができたら、その相手がどんな仕事をしていて、夏休みにはどこにいったか、家族はどうか、いろんなことを聞いてみたくなりますよね。
言ってることが分かれば、どんどん質問も出てきます。
相手からもいろんな質問を受けるでしょう。

一緒に食事をしたり、お酒を飲む機会もあると思います。
今でも、正直行く前は億劫です。
でもたいていの場合、行けば楽しくて、また行きたいという気持ちになります。
プライベートの会話ってうまく反応できないし、笑いのツボが違うから盛り上がり切れないけど、
同じ時間を共有してお互いを理解する場は楽しいと感じるもんです。

③ 日本に生まれてよかったと思える

欧米の人にとっては、日本や日本人は興味の対象です。
文化や習慣がまったく違うからです。奇妙に思っているのかもしれませんが。
「日本に行きたい!」といってくれる人はたくさんいます。

多くの国で日本はRespectされてることも分かります。
使い勝手のいい家電製品や車のおかげで、いいイメージを持ってくれてるからです。

彼らは日本のニュースも見てます。
マンガや映画などもよく知ってます。
そういったプラスの評価をしてもらっているのを知ると、日本に生まれてよかったと我が母国を誇れます。
日本にいるとなかなかそう思える機会はないですよね。

④ 情報量が格段に増える

ネットを見ていても日本語の情報量って限られていますよね。
日ごろのニュースや報道、好きな俳優やスポーツ選手の情報などなど。
おすすめのレストラン、旅行先を聞けば日本語のガイドブックには載ってない素敵な場所を案内してくれるでしょう。

英語が理解できれば、おのずと情報の量や内容が変わってきます。
情報が違えばそのあとの行動が変わってくると思いませんか。

違った視点で記事や意見にも出会います。そういった「気づき」は学びです。

3に続く


“英語ができたら! 2” への4件のフィードバック

  1. […] 第一回は私の経験について、第二回は海外赴任後の現実と英語ができたらできること、について書きました。第三回は効果的な勉強方法とおすすめ参考書について書きます。まずは格言を思い出しましょう!「”明日からやろう”ではなく、”今日まで頑張ろう”」 […]

  2. […] 第一回は私の経験第二回は海外赴任後の現実と英語ができたらできること第三回は効果的な勉強方法とおすすめ参考書、について書いてきました。 […]

  3. […] 私は3年半でTOEICのスコアを300点台から835点まで上げました。そのおかげで海外赴任する機会を得て、現在は海外生活10年目を迎えております。本ブログでは、私の経験をもとに効率よく800点以上にスコアアップする方法について解説します。ただし、楽して800点を取る方法はありません。コツコツと地道な努力が必要であることは忘れないでください。スコア別に強化すべき項目と、勉強方法、おすすめ参考書についてご説明します。何よりも大切なことは、「毎日5分でも勉強する」ことです。一方で、TOEICはただのテストです。800点を取るだけを目標とする方もいるかもしれませんが、その先に続く目標や夢がある方が多いと思います。800点を取って海外赴任する、留学する、転職する、給料アップを目指す、海外の顧客を担当するなど。そういった場面を具体的に、かつ実現した時の自分の気持ちも含めてイメージを持つことが、モチベーションを維持するために重要です。 →英語ができたら! 2 (海外赴任後の現実と英語ができたらできること… →英語ができたら! 4 (モチベーションを保つ方法) […]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP