第一回は私の経験について、第二回は海外赴任後の現実と英語ができたらできること、について書きました。
第三回は効果的な勉強方法とおすすめ参考書について書きます。
まずは格言を思い出しましょう!
「”明日からやろう”ではなく、”今日まで頑張ろう”」
4. 効果的な勉強方法
小さい子供は両親との会話やテレビから流れてくる言葉を聞いて言語を理解し、話せるようになります。特別な勉強はしていません。
ペットだって、簡単な言葉は理解しています。
私たちだって自然と日本語を話せるようになりましたよね。世界で一番難しい言語といわれる日本語を、です。
これは言語に触れる時間が長ければ、誰でも必ず話せるようになることの証明です。
大事なことは、10分でも15分でもいいから毎日やることです。
通勤時間、友達を待っている時間などのすき間時間を活用してください。
重い腰を上げることができたら15分はあっという間です。気づいたら30分経ってることもあります。
その15分で何をやるか。できるだけ効率よく身につく勉強方法が良いですよね。そのための勉強方法をお伝えします。
① 音読
今私たち日本人の口は、日本語を話す筋肉がついています。
英語を話したければ英語を話す筋肉をつけることが必要です。といっても口を英語に慣れさせるということです。
目で読むだけでなく、ちゃんと声に出して読んでください。
声に出すと、目で見て・話して・(自分の声を)聞くことになります。
いろんな身体の部位や感覚を同時に使うため、何倍も効果があります。
意味は理解できなくてもいいです。「声に出す」これが大事です。
教材は何でもOK。TOEICの公式問題集でもなんでも。最近の参考書にはだいたいCDもついてますね。
② シャドーイング
シャドーイングは「耳で聞きながら、追いかけて口に出す」勉強方法です。
「かえるの歌が聞こえてくるよ…」の輪唱と同じです。聞こえてくるものを追いかけてマネして話してください。
最初は早くて全部言い切れないと思います。
それでいいです。
気にせず、今聞いてることをどんどん口に出して下さい。
同じものを何度も繰り返し繰り返しやっていると、だんだん耳も口も慣れてきます。気づいたらほとんど漏らさず言えるようになってるはずです。
やってると口やアゴが凝ってくると思います。
英語を話せる口になってきてる証拠です!
私は通勤途中、歩きながらずっとブツブツ言ってました。
③ 単語覚える
記憶はツライ作業です。コツコツやるしかない。。
ボキャブラリーが増えると会話の幅が広がります。
文法ができなくても単語を並べるだけで伝わります。相手が言ってる内容もだいたいつかめます。
単語帳は自分好みの色やスタイルのものでOK。
1ページに10個程度の単語が載っていますが、5ページ分50個を一つのカタマリととらえて一気に覚えます。
通勤電車の中で、日本語訳の部分を隠しながら、単語を見て意味が分かるかどうかチェックしていきます。
1語1語答え合わせしますが、1語にかける時間は0.5秒ぐらい。
どんどん進めて、繰り返して、刷り込んでいきます。
次の日、また同じカタマリの最初からチェックを繰り返します。
そうすると、不思議と覚えていくのです。しかもそんなにツラくない。
1週間たつと3~5語ぐらいはどうしても覚えられない単語はありますが、それは翌週に持ち越しです。
5. おすすめの本
習得項目別に本を並べていますが、やる順番としては
常に:『速読速聴・英単語 Core1900 ver.5』
1 :『改訂3版 英語耳 発音ができるとリスニングができる』
2 :『公式問題集』
3 :『TOEIC(R) L&Rテスト 直前の技術』
4 :『改訂版 英会話ペラペラビジネス』
① 英単語
『速読速聴・英単語 Core1900 ver.4』 松本茂(著, 監修), Robert Gaynor(著), Gail Oura(著)ほか、Z会
私は大学受験の時に買ったこの単語帳を使って覚えました。最後までいってませんが。。
時事関連の文が掲載されていて、この文の中に出てくる単語を覚えるスタイル。音読やシャドーイングの素材としても使えます。
② 英会話
『改訂3版 英語耳 発音ができるとリスニングができる』 松澤喜好著、アルク
自分で発音できない音は聞こえない。だから発音できるようにする訓練本。
歩きながらブツブツやってました。
『改訂版 英会話ペラペラビジネス』 スティーブ ソレイシィ(著), ロビン ソレイシィ(著)、アルク
ネイティブが日常ビジネスシーンでよく使う短文が載ってます。
この本を音読したりシャドーイングした後は、昨日より、さっきより英語が話せるようになってる感覚がありました。
③ TOEIC対策
バージョンはどれでもOK。
リーディングは繰り返しやりましょう。CDは音読やシャドーイングの格好の素材。
『TOEIC(R) L&Rテスト 直前の技術』ロバート・ヒルキ(著)、アルク
問題の解き方のテクニック本ですが、目からウロコが落ちる感覚がありました。
この本をやるだけで50~100点ぐらいスコアが上がるような気がします。
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