こんな人におすすめ
- 「アイスホッケー」は聞いたことあるけど、「ホッケー」って聞いたことない
- 「アイスホッケー」と「ホッケー」はどう違うのか知りたい
- どっちが自分に向いてるのか知りたい
「ホッケー」と「アイスホッケー」って、氷の上でやるのかグラウンドでやるのかの違いしか分からず、どちらが自分に向いてるスポーツか判断しようがないですよね。
どれぐらいお金がかかるのか、どんなメリット・デメリットがあるかも気になりますよね。
結論、ホッケーとアイスホッケーは全く違う競技です
プレー環境、道具にかかる費用、ルール、向いている人などなど、全く異なります
それぞれのスポーツについて分かってから始めないと、道具を買いそろえてから後悔することにもなりかねません。
本文では、「ホッケー」と「アイスホッケー」の違い、特徴、どんな人が向いてるかを徹底的に比較して、分かりやすく説明します。
本文を読んで、自分に向いているスポーツを選び、楽しく充実した学生生活を送りましょう。
==目次==
1.ホッケー(フィールドホッケー、グランドホッケー、陸上ホッケー)とは
ホッケーは主に人工芝の上で行われる球技です。
人工芝なので選手は走ります。
スティックといわれる先の曲がった棒を使って球体のボールをコントロールして、ゴールに入れた得点を競い合うスポーツです。
ただし、得点はサークルといわれるゴール前の半円の中から打った(触った)シュートだけが認められます。
フォーメーションや戦術はサッカーと似ていて、さらにスピーディーな展開が魅力です。
実は、ドイツではホッケーのコーチがサッカー代表のコーチになったこともあるんですよ。
オリンピックは1908年のロンドン大会以降、正式競技になっています。
日本は男子が5回出場、女子は2000年のシドニー大会以降パリ大会まで6大会連続で出場しています。
男子日本代表は「サムライジャパン」、女子は「さくらジャパン」の愛称で親しまれていますよ。
実は、日本の団体競技初のメダルはホッケーなんです!(1932年ロスアンゼルス大会で銀メダル)。
2.アイスホッケーとは
アイスホッケーは、氷の上でスケートをしながら行うスポーツです。
スティックを使って円盤状のパックをコントロールします。
ホッケーと同じく、パスやドリブルでパックを運び、ゴールに入れた得点を競い合います。
アイスホッケーリンクはボードで囲われており、ボードを利用したパスができたり、ゴールの裏も使えるところが特徴です。
接触プレーが許されているので、激しいぶつかり合いがあります。
「氷上の格闘技」と言われてるんですよ。
女子日本代表は「スマイルジャパン」の愛称で親しまれています。
オリンピックには、日本男子は8回、女子は4回出場しています。
3.「ホッケー」と「アイスホッケー」の違い
「ホッケー」と「アイスホッケー」の違い
①フィールド(地面)の違い
項目 | ホッケー | アイスホッケー |
---|---|---|
フィールド | 人工芝 | 氷(スケートリンク) |
フィールドの大きさ | 縦91.4m x 横55.0m | 縦60m x 横26~30m |
ゴールの大きさ | 高さ2.14m x 横3.66m | 高さ1.27m x 横1.83m |

「ホッケー」のフィールド
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
https://kotobank.jp/word/%E3%81%BB%E3%81%A4%E3%81%91%E3%83%BC-3169962#goog_rewarded
「ホッケー」と「アイスホッケー」というだけあって、まずはフィールド(地面)が違います。
「ホッケー」は人工芝、「アイスホッケー」は氷の上で行われます。
そして、この2つの競技にとって、ボール/パックを転がす地面の違い(グラウンド vs 氷)は大きな影響があります。
選手としても、陸上を走るのか、氷の上をスケートで滑るのかによって、体の自由度に大きな違いがありますよね。
そのため、この2つの競技のルールは全く違うものに発展していきました。
②ルールの違い
「ホッケー」と「アイスホッケー」のルールで最も違う点は、「接触プレー」です。
項目 | ホッケー | アイスホッケー |
---|---|---|
接触プレー | 反則 | OK |
ボールが体に当たった場合 | 反則 | OK |
スティックの使用制限 | 片面(左側)のみ使用可能 | 両面使用可能 |
「アイスホッケー」はスケートをしながらの不自由なプレーなので、そもそも選手同士の接触や衝突、パックが体に当たることが避けられません。
結果的に、意図的なボディコンタクトが許され、激しいぶつかり合いがあります。
なお、「アイスホッケー」の北米ホッケーリーグ(NHL)では、乱闘(ファイト)が黙認されてます。
テレビなどで見たことありますよね。
でも、日本や欧州、国際大会では厳禁です。
即退場となり、追加の出場停止処分もあるので注意してください。
一方で、「ホッケー」は、体の接触だけではなく、スティック同士の接触も反則になります。
また、スティックの左側の片面でしかボールを扱えず、裏面や足に当たったら反則です。
その他には、ボールを上げたり、空振りしたり、相手が近くにて危ないと判断されたプレーは反則です(危なくなかったらOK)。
③フォーマットの違い
項目 | ホッケー | アイスホッケー |
---|---|---|
チーム人数 | 11人 | 6人 |
選手交代 | 自由 | 自由 |
試合時間 | 15~17分 x 4クオーター | 20分 x 3ピリオド |
得点 | ボールをゴールに入れたら1点 ただし、ゴール前のサークルの中から打ったシュートのみが得点になる | パックをゴールに入れたら1点 スティックで打ったものであれば得点になる |
「ホッケー」と「アイスホッケー」は激しいスポーツなので、選手交代が自由です。
「ホッケー」は5~7分、「アイスホッケー」は1分未満で交代します。
特に「アイスホッケー」の場合は、キーパーを除くフィールドプレーヤー5人全員がゴソッと交代するのが特徴です。
セットによって得意とする攻撃や守備のパターンが違うのも面白いポイントですね。
どちらもゴールに入れたら1点が入りますが、「ホッケー」はゴール前のサークル(半円)の中から打った(触った)シュートのみが得点になります。
サッカーでいう「ロングシュート」は認められないんです。
④練習や試合の環境の違い
項目 | ホッケー | アイスホッケー |
---|---|---|
試合の場所 | ホッケー場(人工芝) | スケートリンク |
練習の場所 | ホッケー場(人工芝)または一般のグラウンド(土) | スケートリンク |
練習時間 | 特に制限なし | 夜遅くや深夜 |
練習の頻度 | 毎日でも可 | 週に数回 |
注意点 | 人工芝と土ではプレースタイルや戦術、技術が異なる | 生活リズムに注意 |
試合や練習場所だけでなく、練習時間が異なることに気づいたのではないでしょうか。
「アイスホッケー」はスケートリンクで練習しますが、一般営業が終わってからになるためです。
またいろんなチームが限られたスケートリンクを使うことになるため、練習の頻度は少ないです。
生活のリズムに注意が必要ですね。
一方、「ホッケー」の試合は人工芝で行われます(昔は天然芝)。
練習は、人工芝のグラウンドがなければ、土のグラウンドで行います。
人工芝は摩擦が少なく、土は凸凹があるため、プレースタイル、戦術、技術が異なります。
⑤道具の違い
項目 | ホッケー | アイスホッケー |
---|---|---|
スティック | 木製、カーボン製、グラスファイバー製 105cm以下 | 木製 163cm以下 |
ボール | 球体のボール 硬質プラスチック 野球の硬球とほぼ同じ大きさ | 円状版のパック 硬質ゴム製で硬い |
防具(フィールドプレーヤー) | すね当て、マウスピース、グローブ | ヘルメット、フェイスマスク、グローブ、ネックガード、ショルダーパット、マウスガード、エルボーパット、すね当て |
防具(キーパー) | ヘルメット、フェイスマスク、グローブ、ショルダーパット、エルボーパット、レガード、 | ヘルメット、フェイスマスク、グローブ、ネックガード、ショルダーパット、エルボーパット、レッグガード |
ユニホーム | サッカーと同じ | 専用ユニホーム |
靴 | ホッケーシューズ (滑りにくい靴であればなんでも可) | スケート靴 |

「ホッケー」のプレーヤー
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
https://kotobank.jp/word/%E3%81%BB%E3%81%A4%E3%81%91%E3%83%BC-3169962#goog_rewarded

出典 日本アイスホッケー連盟
https://www.jihf.or.jp/knowledge/tools.php
「ホッケー」と「アイスホッケー」の道具で、一番の違いはボール/パックとフィールドプレーヤーの防具です。
「ホッケー」のボールは、地面の上でも転がりやすいように球体です。
硬質プラスチックで覆われていて、とても硬いんですよ。
「アイスホッケー」は氷の上でも滑りやすいように、円盤状のパックが使用されます。
「アイスホッケー」は接触をすることを前提としているため、ケガをしないよう、フィールドプレーヤーもフル装備です。
⑥お金の違い
項目 | ホッケー | アイスホッケー |
---|---|---|
最低限必要な道具 | スティック | スティック、スケート靴、防具 |
初期投資 | 1万円以下 | 最低10万円 |
「アイスホッケー」はスケート靴や防具を買いそろえる必要があるため、圧倒的にお金がかかります。
具体的には、ヘルメット、フェイスマスク、グローブ、ネックガード、ショルダーパットなどなど。。
道具はピンキリですが、こだりなく揃えても10万円はかかります。
⑦ペナルティ(警告・退場)の違い
項目 | ホッケー | アイスホッケー |
---|---|---|
警告 | 口頭での警告のみ | 口頭での警告のみ |
一次退場 | グリーンカード:2分間の退場 イエローカード:5分または10分の退場 | マイナーペナルティ:2分間の退場 メジャーペナルティ:5分間の退場 ミスコンダクトペナルティ:10分間の退場 |
退場 | レッドカード:試合終了まで退場 | ゲームミスコンダクトペナルティ:試合終了まで退場 マッチペナルティ:試合終了まで退場 |
退場の間の人数 | プレーできる選手は一人少ない | マイナー、メジャーペナルティのみ、プレーできる選手は一人少ない |
「ホッケー」と「アイスホッケー」では、警告や退場などのペナルティも異なるんです。
「ホッケー」は接触が禁止のスポーツです。したがって、故意ではなくても接触に対しては、グリーンカードやイエローカードで一時退場の処分が課せられます。
「アイスホッケー」は接触OKですが、スティックを使って叩いたり妨害した場合はペナルティになります。
重大な反則や相手にケガをさせる可能性が高い行為は、より重いペナルティになりますよ。
⑧歴史・成り立ちの違い
項目 | ホッケー | アイスホッケー |
---|---|---|
起源 | 紀元前2500年の古代エジプト ナイル川流域の洞窟に壁画としてホッケーをプレーしている様子が描かれた | 16世紀のオランダの絵画に凍結した運河の上でホッケーをプレーしている様子が描かれた |
近代的なルールの整備 | イギリス | カナダ |
日本への伝達 | 1906年(明治39年) 英国人牧師ウィリアム・T・グレーが慶應義塾に伝えたのがきっかけ | 1915年(大正4年) 平沼亮三氏が初めて用具一式を輸入し、諏訪湖スケート会に寄贈したことがきっかけ |
国際統括団体 -名称 | 国際ホッケー連盟(FIH) | 国際アイスホッケー連盟(IIHF) |
-設立 | 1924年(大正13年) | 1908年(明治41年) |
-加盟国数 | 140か国(2023年) | 83か国(2023年) |
日本の統括団体 -名称 | 日本ホッケー協会(JHA) | 日本アイスホッケー連盟(JIHF) |
-設立 | 1923年(大正12年) | 1927年(昭和2年) |
盛んな地域・国 | イギリスの旧統治領(インド、パキスタン、オセアニア)、欧州、アジア | 北米(米国、カナダ)、北欧(スウェーデン、フィンランド)、欧州(ロシア、チェコ) |
「アイスホッケー」は「ホッケー」から派生して始まりました。
どちらも近代的なルール整備や国際統括団体が設立された時期、日本に伝わった時期は100年以上も昔です。
「ホッケー」はイギリス人が世界中に広めました。
「アイスホッケー」はやっぱり寒い地域が中心ですね。
4.「ホッケー」と「アイスホッケー」の魅力
「ホッケー」と「アイスホッケー」はどちらもエキサイティングなスポーツですが、それぞれ違った魅力があります。
項目 | ホッケー | アイスホッケー |
---|---|---|
試合展開 | スピード感あれる展開 | 攻守の入替えが激しく、次々に展開が変わる |
技術 | 緻密なスティックワーク | スケートの技術とスティックワーク |
パス | フィールド全体を使った美しいパスワーク | 壁パスなどのトリッキーさ |
ボディコンタクト | 接触プレーが少なく、老若男女問わず一緒に楽しめる | 激しいボディチェックなど、アクション要素が満載 |
得点 | サッカーと同じく2~5点ぐらい | 5~10点入ることもある |
セットプレー | ペナルティーコーナーといわれる攻撃側が有利なセットプレーは得点のチャンス サッカーいうPKのようなペナルティストロークもある | サッカーいうPKのようなペナルティショットがある |
「ホッケー」はパスワークと緻密なスティックワーク、「アイスホッケー」は激しいボディコンタクトが大きな魅力ですね。
技術や戦術的な特徴が異なるためです。
それぞれ細かく見ていきましょう。
①技術的な特徴
項目 | ホッケー | アイスホッケー |
---|---|---|
ドリブル | スティックの左側のみで、ボールを細かくコントロール技術が必要 | スティックでパックを滑らせる「スティックハンドリング」が重要 |
パス | グラウンダーのパスが基本だが、浮かせるパスもある | 滑らせるパス、ボードを使ったバンクパスなど |
トラップ | ボールをピタッと止める技術 | ボールをピタッと止める技術 |
シュート | ヒット、プッシュやスイープなど | スラップショット、スナップショット、ワンタイマーなど |
「ホッケー」「アイスホッケー」とも技術的に最も難しい球技と言われています。
技術的な難易度は、道具の有無、手/足とボールを扱う場所の距離、ボールの大きさが影響するためです。
他のスポーツとの難易度の比較をしてみました。
もちろん、サッカー、バスケットやゴルフ、テニスが簡単というわけではありませんが、難易度の観点では比較的平易といえます。
項目 | ホッケー | アイスホッケー | サッカー | バスケット | ゴルフ | テニス |
---|---|---|---|---|---|---|
道具を使う | 使う | 使う | 使わない | 使わない | 使う | 使う |
選手の動き | 走る | スケート | 走る | 走る | 止まってプレー | 走る |
手/足とボールを扱う場所の距離 | 約1m | 1m以上 | 直接足で触れる | 直接手で触れる | 1m以上 | 約30cm |
ボールの大きさ | 小さい | 小さい | 大きい | 大きい | 極めて小さい | 小さい |
技術的な難易度 | 高い | 高い | 中間 | 低い | 中間 | 中間 |
「アイスホッケー」の場合はスケート技術も必要なので、より難易度が高いスポーツといえますね。
②戦術的な特徴
「ホッケー」の戦術と「アイスホッケー」の戦術は大きく異なります。
どちらもボール/パックのスピードは速いのですが、フィールドの大きさが影響しています。
「ホッケー」はサッカーに近く、「アイスホッケー」はバスケットに近いといえます。
項目 | ホッケー | アイスホッケー |
---|---|---|
フォーメーション | サッカーに似て、DF4、MF3、FW3が主流 | 一般的にはFW3人、DF2人 |
ポジショニング | ある程度ポジションが固定され、組織的に動く | 状況に応じてポジションチェンジが頻繁に発生 |
戦術 | パスワーク、ポゼッションをしながら、ディフェンスを崩していく | スピードとフィジカルを活かし、速攻(カウンター)が多い |
プレースタイル | チームワークとパスワーク | 個人技とスピードが求められる場面が多い |
フィジカルの要素 | 体の接触は禁止ながら、体の使い方は重要 | ボディチェックが認められ、フィジカルコンタクトが激しい |
試合のテンポ | 比較的落ち着いた展開 (サッカーに近いがボールのスピードは速い) | 超高速展開 (短い時間で攻守が入れ替わる) |
5.「ホッケー」のメリット・デメリット
「ホッケー」をやることのメリットとデメリットについて解説しますね。
メリット | デメリット |
---|---|
・マイナースポーツがゆえに、日本代表になって、オリンピックに出るチャンスがある ・社会人になってからも継続的にプレーできる ・就職活動でホッケー経験者に出会うと有利に働くことも ・接触がないスポーツなので、老若男女一緒にプレーできる | ・知名度が低いので、いちいち説明が必要 ・日本でホッケーで生計を立てるのは難しい ・スティックやボールがあたってケガのリスクがある |
日本では、「ホッケー」は知名度が低く、マイナーなスポーツです。
そのため、いちいち説明をしないと伝わらないデメリットがある一方、日本代表に入れるチャンスもあります。
高校から始めて日本代表になった選手もいますよ。
ホッケー場やホッケーチームは少ないですが、社会人になってからも継続的にプレーすることが可能です。
激しいスポーツですが、接触がないので男女や子供と一緒にプレーすることも可能ですよ。
6.「アイスホッケー」のメリット・デメリット
「アイスホッケー」をやることのメリットとデメリットについても解説します。
メリット | デメリット |
---|---|
・プロ選手になれる可能性がある ・就職活動で「レアな競技経験」として注目されることも | ・道具を揃えるのに費用がかかる ・スケートリンクが少なく、プレー環境が限られる ・激しいコンタクトによるケガのリスクがある ・練習時間や激しさゆえに、社会人になってからは続けにくい |
「アイスホッケー」は、成功しているプロリーグがたくさんあります。
北米ホッケーリーグ(NHL)を最高峰として、アジアリーグ、ロシアや北欧にもプロリーグがあります。
一方で、道具を揃えるのにお金がかかる点と、社会人になってからは続けにくいといったデメリットがあります。
7.「ホッケー」に向いてる人、「アイスホッケー」に向いてる人
「ホッケー」に向いてるのは戦略的に考えるのが好きで、手足が長い人。
「アイスホッケー」に向いてるのは、アグレッシブで闘争心があって、フィジカルが強い人。
どちらも体力は必要です!
それぞれの向いている性格、向いている体格・身体能力をまとめました。
①向いてる性格
項目 | ホッケー | アイスホッケー |
---|---|---|
冷静さ/闘争心 | 冷静で戦略的に考えるのが好きな人 →ゲーム全体を俯瞰し、状況判断をしながらプレーする必要がある | アグレッシブで闘争心がある人 → ボディコンタクト(体のぶつかり合い)があるため、フィジカルの強さや闘志が重要 |
判断力 | 直感的な判断力がある人 →一瞬一瞬で局面が変わるため、直感的な判断力、反応力が求められる | 瞬時に判断し、すぐに動ける人 →高速で動くパックと選手のスピードに対応するため、 直感的に動ける反応力が求められる |
②向いてる体格・身体能力
項目 | ホッケー | アイスホッケー |
---|---|---|
スタミナ/瞬発力 | スタミナと瞬発力がある人 → 広いフィールドを走り続けるため、持久力が必須ながら、局面では瞬発力も必要 | スピードと爆発的な瞬発力がある人 → 瞬発的な動きとスピードが必要 |
手足の長さ/頑丈さ | 手足が長い人 → 手足が長いと守備範囲や懐が広くなり有利 | 頑丈な体・フィジカルが強い人 → ボディチェックがあるため、頑丈な体が有利 |
8.よくある質問
-
ホッケーとフィールドホッケーは違うスポーツですか?
-
同じです。
アイスホッケーと区別するために「フィールドホッケー」といわれますが、世界的に単に「ホッケー」といえばフィールドホッケーのことをいいます。
「陸上ホッケー」「グラウンドホッケー」と呼ばれることもありますが、全部同じです。
-
どちらの方が初心者にとって始めやすいですか?
-
「ホッケー」の方が始めやすいスポーツです。
「アイスホッケー」は必要な道具が多いのと、スケートリンクが必要なためです。
また「アイスホッケー」の初期投資額の高さを考えると、「ホッケー」の方が始めやすいスポーツといえます。
-
初心者でも試合に出れますか?
-
もちろん出られます。
「ホッケー」も「アイスホッケー」も高校や大学から始める人が多いスポーツです。
ただし、いずれも技術的に難しいスポーツなので、ボール/パックを自在にあやつるには、毎日コツコツ練習して慣れる必要があります。
「ホッケー」は高校から始めた選手が日本代表に選ばれたこともありますよ。
-
道具は買い替える必要がありますか?
-
「ホッケー」のスティックやシューズは買い替える必要があります。
特に練習環境が土の場合、スティック、靴ともに消耗が早く、買い替えの頻度が高くなります。
「アイスホッケー」は特に買い替えが必要な道具はありません。
-
「ホッケー」は土のグラウンドと人工芝では何が異なりますか?
-
土の場合は、地面の凹凸の影響でボールがイレギュラーに跳ねるため、それに対応する技術が必要になります。
逆に人工芝の場合は、イレギュラーはありませんが、ボールと地面の摩擦が少ないためボールの勢いを止める技術が必要です。
人工芝の方が圧倒的にミスが少なく、パスのスピードも上がるため、グラウンドを大きく使ったパスが有効です。
-
プロになれますか?
-
「ホッケー」も「アイスホッケー」もプロになれます。
「ホッケー」はオランダやベルギーにはプロ選手がいます。
「アイスホッケー」は北米アイスホッケーリーグ(NHL)が有名ですね。ほかにアジアリーグやロシア・北欧・欧州にプロリーグがあります。
9.まとめ
今回のブログでは「ホッケー」と「アイスホッケー」の違いについて、徹底的に比較しました。
どちらもエキサイティングで魅力的なスポーツです!
日本では「ホッケー」はあまり知られていませんが、世界的には人気があるスポーツです。
もちろん「アイスホッケー」も北米中心に非常に人気があり、プロスポーツとしても成功しています。
似て非なるスポーツなので、ルールや特徴はもちろん、向き不向きも異なります。
どちらを選ぶかで学生生活が大きく変わってくる可能性がありますよ!
よく理解してから選び、楽しめるといいですね。
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